苅田のみなと


苅田港

苅田港

概要

苅田港は、九州北東部の重要港湾で、北九州空港と東九州自動車道との物流ネットワークの結節点となっている。
苅田港の臨海部には、自動車関連企業、セメント関連企業、発電所等、国内主要産業を担う多くの企業が立地・集積しており、苅田港とともに発展を遂げている。 苅田港は、それらの企業の生産活動に必要な海上輸送拠点として機能を果たしている。
苅田港は、本港・松山・新松山・南港の4地区から成る。本港地区は石炭、セメント原料、セメント製品等を取扱い、松山地区は再資源資材等、新松山地区はバイオマス燃料等を取扱っており、この3地区は、主にバルク貨物の海上輸送拠点になっている。
南港地区は完成自動車、自動車部品、RORO貨物等の主にユニット貨物の海上輸送拠点となっている。

苅田港の特徴

○地理的優位性
・苅田港から500km、1,000km圏内に北東アジアとわが国の主要都市圏が位置しており、迅速なアクセスが可能。
・比較的静穏な周防灘に面し、背後には日本有数のカルスト台地平尾台が連なり豊富な地下資源を有す。
○陸海空の物流ネットワークの結節点
・苅田港の半径5km圏内に北九州空港、東九州自動車道ICが立地しており、港湾施設に加え、24時間運用の空港、高速道路網等の輸送モードが利用可能。
○多彩な貨物を取り扱う港湾施設
・苅田港の港湾施設では、原材料等のバルクカーゴや完成自動車・RORO貨物等のクリーンカーゴ等の多彩な貨物の取扱いが可能。
○広大な臨海工業用地
・港湾に面した広大な臨海部産業用地に電力、セメント、自動車関連等の国内主要産業を担う多くの企業が集積。
・企業用地の受け皿として、2022年度に、新松山地区で新たな臨海工業用地を分譲しており、将来的な用地拡張も可能。