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整備の流れ

<1>深浅測量
浚渫計画を作成するための水深測量をおこない、浅い場所を調査します。関門航路事務所が所有している測量船「海燕」により測量します。

<2>磁気探査
機雷などの危険物が残っている可能性のある海域において、航路の浚渫工事をおこなう場合は、事前に危険物がないか確認する必要があります。
関門航路及びその周辺には、戦争中に使われた機雷や爆弾などが残っているところがあります。そのような危険物が残っていないか、磁気によって調査します。
※関門周辺の海域に第二次世界大戦で投下された機雷は4,631個(防衛庁資料により)あり、平成12年度までに2,737個が引き上げられました。

<3>潜水探査
磁気探査で反応した磁気量7μwd(マイクロウェーバー)以上の金属物体がある場所に潜水士が潜り、全て除去します。除去した後に再度磁気探査をおこない、危険物が残っていないか確認した後に、浚渫工事に着手します。

潜水探査状況図

<4>土質調査
浚渫する場所の海底土砂がどのような土質なのかを調査します。海底土砂の種類によって、浚渫の方法、期間などを割り出します。

スパット台船型式 土質調査(スパット台船全景写真)

<5>浚渫工事
海底の土砂の種類が岩盤以外は直営船のドラグサクション浚渫船「海翔丸」(かいしょうまる)で浚渫が可能です。
南東水道地区を中心に稼動しています。
ドラグサクションとは、掃除機のように海底にドラグヘッドを降ろし、海底土砂をポンプで吸い上げる方式です。

砂利や礫混じり土砂などの浚渫には、グラブ浚渫船も使用します。
グラブ浚渫船は、グラブバケットで岩や土砂をつかみあげて浚渫します。
グラブで直接掘れない岩盤については、重錘などで破砕した後にグラブ浚渫船で浚渫します。 

浚渫工事(ドラグサクション浚渫)   浚渫工事(グラブ浚渫)
ドラグサクション浚渫
 
グラブ浚渫

<6>補正測量
浚渫した場所は海上保安庁と共同で測量し、その水深に基づいて海図を補正して、航路が拡幅、増深されたことを知らせます。

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