■ | 空港関連事業者
開催日時 | 開催場所 | 参加人数 |
平成19年9月26日(水) | 福岡市役所1505会議室 | 5団体、5名 |
平成19年9月27日(木) | 福岡市役所1505会議室 | 10団体、11名 |
平成19年10月1日(月) | 福岡空港ビル待合室D,E | 10団体、16名 |
平成19年10月1日(月) | 福岡空港ビル待合室D,E | 9団体、13名 |
平成19年10月9日(火) | 福岡市役所1505会議室 | 9団体、10名 |
平成19年10月10日(水) | 福岡市役所1504会議室 | 11団体、15名 |
 会場の様子 |
空港関係事業者の方との懇談会は6回開催され、合計で54団体、70名の方にご参加いただきました。懇談会では、PIレポートの内容について連絡調整会議から説明を行った後に、質疑応答が行われました。質疑応答の際には、ご参加のみなさまから、PIレポートに関する以下のようなご意見をいただきました。
(主なご意見)
- 環境アセスメントや用地買収の時間も考慮した場合、着工に時間がない状態である。工期をいかに短くするかの方法を練っておく必要がある。
- 東京のように国際空港と国内空港という分け方ではなくて、人と物流で分ける。市内に貨物専用の空港を作る等といった考えもあっていいのではないか。
- 福岡を中心に、九州では1カ月約7,000トンの貨物が発生しているが、九州の空港は貨物便の取り扱いが少なく、全体の3分の2、2,500トンは関空や成田から出さざるをえない。
- 新空港建設は1兆〜1兆1,000億円という壮大な事業であり、税金から支払われる部分もある。子どもたちに借金を残さない方策を考えてほしい。
- 今回の需要予測は、現在の福岡空港のロケーションの良さを前提としたものであることに留意が必要。
- 新空港を作った場合、現空港は廃止ということだが、緑地帯にするとか、売却するとか、跡地利用の案も必要である。
- 旅行業界の立場からすると、遠方に空港をつくるよりも、アクセスの良い現状の空港をうまく活用してもらえればと思う。
- 現実的には滑走路の増設が現実的と思う。飛行機の機材の小型化が進んでいるため、増設する滑走路を2,000mに縮める等の考え方もあるのではないか。
- 新空港をつくれば福岡空港への一極集中となり、佐賀空港や新北九州空港のニーズ低下が予想される。これら近隣空港と連携して利用者を分散していくことも考えた方が良いではないか。
- 東京などへの出張が多いビジネスマンとしては、言うまでもなく現空港で整備を進めてほしい。
- 需要予測の話について、潜在的な需要を含めて、航空処理容量をアップすることで福岡経済アップへの期待感のようなものがある。
- 航空会社は、最近の燃料高騰を含めた現実的な判断を行うので、これら状況を踏まえた予測をして欲しい。
- 新空港の移転は10〜20年後の話であり、20年後の商売を見通すことは難しい。
- 潜在需要としてのアジア諸国の人口増加がそのまま福岡空港の発着回数に結びつくのかが疑問。
- 福岡空港は特殊な空港で、繁華街・住宅地の中にある空港はあまり例がない。一方でガルーダの航空機事故等もあり、地域住民の安全についても考えることが重要である。
その他に、飛行機の小型化への潮流や抜本的な方策による工事期間内での処理容量の緩和方策についてのご意見・ご質問などもいただきました。
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平成19年10月1日(月)14:00〜16:00 福岡市役所1505会議室
(福岡空港調査PI有識者委員会委員視察と助言及び対応について)
(PI有識者委員会委員からの助言)
- 空港の収支やスロット数の勘定など、現段階では数値化されていない項目に関しての質問についての答が中途半端で生煮えの観のあることが否定できない。確かに現段階で答えられないことであろうが、いくつかケースを想定してもう少し具体的に答えられることを希望する。
(上記助言を受けての対応)
- ご質問に明確にお答えできなかった各方策の処理容量などについては、今後調査を進め、ステップ4でお示しすることとしております。
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平成19年10月9日(火)10:00〜12:00 福岡市役所1505会議室
(福岡空港調査PI有識者委員会委員視察と助言及び対応について)
(PI有識者委員会委員からの助言)
- 新・旧空港の併存についての管理者側の見解はPIレポートにも事前に書いておくべきであろう。
(上記助言を受けての対応)
- 今後ともわかりやすいレポート作成と丁寧な説明を心がけて参りたいと考えております。
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平成19年10月10日(水)10:00〜12:00 福岡市役所1504会議室
(福岡空港調査PI有識者委員会委員視察と助言及び対応について)
(PI有識者委員会委員からの助言)
- 市民一人一人、福岡空港について、色々意見を持っているということがさらに認識できたので、出前説明会をもう少し多く開催し、直接意見を聴ける対象が広がるようにしたほうが良いと思われた。例えば、商工会議所、中小企業関連諸団体については懇談会に出席している団体の代表に説明するより、直接出前説明会の方が望ましいと思われた。
(上記助言を受けての対応)
- 出前説明会については、ホームページ、自治体への周知等、広く周知を図っており、開催の依頼があれば積極的に対応することとしております。回数も20回を超える見込みとなっておりますが、今後とも努力して参りたいと考えております。
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■ | 空港周辺住民等
開催日時 | 開催場所 | 参加人数 |
平成19年9月28日(金) | 福岡空港事務所A会議室 | 19名 |
平成19年10月2日(火) | 地元集会所 | 21名 |
平成19年10月10日(水) | 地元集会所 | 27名 |
平成19年10月15日(月) | 地元集会所 | 16名 |
空港周辺住民の方との懇談会は4回開催され、合計で83名の方にご参加いただきました。懇談会では、PIレポートの内容について連絡調整会議から説明を行った後に、質疑応答が行われました。質疑応答の際には、ご参加のみなさまから、PIレポートに関する以下のようなご意見をいただきました。
(主なご意見)
- PIレポートでは、非常に混雑している書き方がされているが、そう思っていない面もあることから、搭乗率等も表すべき。
- 新しい空港は長期計画では必要だが、もう少し費用の面、国、県、市の財政について考えていただきたい。
- 新空港をつくるにしても10年あるいは20年ぐらいかかる。その間どうするのか。資産としてある近隣空港も含めて総合的に利用していくことを真剣に考えなければならない。
- 少子化で1世帯あたり1.25人等といったデータがあり、高齢化社会も進んでいることから、需要が右肩上がりになるのかが疑問である。
- 今回の調査で、我々の意見が反映されるのかが、非常に心配である。
- 志賀島近くは綺麗な島で、周辺住民は漁業を営んでいる。地元の人々にとって死活問題である。
- 現状のままでどうしようもないのであれば、周辺住民の意見を反映して、もし増設することになるのであれば、周辺住民が納得できるようにして欲しい。
その他、年間発着回数の伸び具合や現空港の跡地利用、歴史経緯等に関するご意見などをいただきました。
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■ | 市民団体
- 開催場所 福岡市役所1503会議室
- 開催日時 平成19年10月16日(火)10:00〜12:00
- 参加人数 9主体、11名
 会場の様子 |
当日、9主体、11名の方にご参加いただきました。懇談会では、PIレポートの内容について連絡調整会議から説明を行った後に、質疑応答が行われました。質疑応答の際には、ご参加のみなさまから、PIレポートに関する以下のようなご意見をいただきました。
(主なご意見)
- 新空港にした場合、現空港はどうなるのか。残してほしい。
- 検討の基礎となるデータや計算過程の情報を開示してほしい。
- 若い人の殆どが、PIのことを知らないし関心も持っていない。これから空港を利用していくのは若い人であり、そういう人の意見を集める努力が必要ではないか。
- 増設も新空港も建設期間が長い。その間に需要は容量を超えるが、その際にどういう措置をとるのか。
- 発着回数ではなく利用者数で見ると、ここ8年間は減少している。労働者人口は確実に減少する。また、将来的には燃料も高騰し、航空運賃も値上げしていくと思う。こんな状況の中で需要は増えないのではないか。
- 世界的にオープンスカイの動きの中、需要はそれなりに伸びると思う。
- 5年前の報告書のデータと比較して、福岡空港を利用する人の居住地が変わっているのは、北九州の人が新北九州空港を利用していることの証ではないか。こういうデータを分析して公表してほしい。
- 経済発展も必要。挑戦しつつ足元を固めるということが必要。長い目で問題を考えていくべき。
- 土地代がu辺り7,800円というのは異常に高い。相場はもっと低いのではないか。賃料をもっと安くすることが必要である。
その他に、環境・エネルギーの問題、需要予測の精査等に関するご意見などもいただきました。
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■ | 周辺自治体
- 開催場所 福岡市役所1505会議室
- 開催日時 平成19年10月9日(火)14:00〜16:00
- 参加人数 12自治体、1団体、14名
 会場の様子 |
当日、12の空港周辺自治体などから、14名の方にご参加いただきました。懇談会では、PIレポートの内容について連絡調整会議から説明を行った後に、質疑応答が行われました。質疑応答の際には、ご参加のみなさまから、PIレポートに関する以下のようなご意見をいただきました。
(主なご意見)
- 三苫・新宮ゾーンは風の影響が少ないとあるが、ゾーンのみで滑走路の向きが示されていない。
- こんなに大きな事業費がかかるのであれば、多少不便でも良いとする意見もあるのではないか。
- 新空港となった場合にも、現空港へのアクセス同様、うまくいくように考えて欲しい。
- 現空港の増設でも新空港でも工事着手から短くて8年、長くて14年かかるし、着工も何年先かわからない。その間の超える処理容量の対処はどうするのか。
- 新北九州空港や佐賀空港との連携についてメリットがないとしているが、例えば旅客と貨物との住み分けをしてそれぞれの可能性について伺いたい。
その他に、事業費の算出等のPIレポートの内容に関するご意見などもいただきました。
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