三池港は、三池炭鉱から産出される石炭の積み出し港として、1908年に開港しました。 築港は三井鉱山によって行われ、その私有港としての開港でした。 しかし、三池炭鉱は1997年に閉山。 その後、1999年になって三池港港湾計画が策定され、福岡県南部の新たな物流拠点、有明東部地域経済圏の核となる港として現在も整備中です。 また、稼働中の港湾でありながら、築港から百年以上経過した今も往事の姿をとどめている近代歴史遺産であるという側面も持っています。
  

 

写真①~④の構造物はいずれも明治時代築港当時のままで現存している施設です。三池港は世界遺産候補『明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業』のひとつとして登録されることが決定しました。

 写真① 防砂堤  航路内に海底の砂が流入するのを防止するための施設です。

 写真② 岸壁   アーチ型の美しい形状の岸壁です。

 写真③ 閘門   パナマ運河と同様の構造です。

 写真④ 岸壁   精巧に積み重ねられた石造りの岸壁です。

 

 

 

 

   

 

   
   
 
国土交通省九州地方整備局博多港湾・空港整備事務所
〒810-0074 福岡県福岡市中央区大手門2-5-33 電話(代)092-752-8600
Mail:mailbox-k89kz@mlit.go.jp ※ファイルを添付したメールは受信できません※