熊本空港

熊本空港について

 

年間110万人以上が利用する熊本の空の玄関口

熊本空港は、熊本市中心部から東へ17km、菊池群菊陽町と益城群益城町にまたがる標高193mの高遊原(たかゆうばる)台地にあります。周辺には世界に誇るカルデラ山の阿蘇山や様々な泉質や風情を味わえる温泉、さらには築城400年を迎えた熊本城などがあり、観光客や熊本・八代都市圏へのビジネス客など年間110万人程度が利用する熊本の空の玄関口になっています。

熊本市内から郊外に移転し施設を大型・高度化

旧熊本空港(熊本市健軍町)は、旧陸軍飛行場を引き継いで昭和35年に開港しました。
しかし、滑走路1,200mではYS-11等のプロペラ機や小型機の発着が限界だったため、昭和43年、現熊本空港の建設に着手し昭和46年4月に第2種空港としては日本で最初となる滑走路が2,500mある中型ジェット機の就航可能な空港として開港しました。
その後、航空機の高度化・大型化に対応するために、基本施設やその他の施設・改良等の整備を行い、昭和52年にはレーダーによる管制業務がスタート、昭和55年には滑走路を3,000mに延伸し、大型ジェット機の就航可能な空港として供用を開始しました。

霧による就航率の低下を、最新の計器着陸装置によりカバー

霧が発生しやすい熊本空港においては、その影響による欠航及び他空港への着陸地変更が課題となっていましたが、平成7年9月に日本で初めてとなる計器着陸装置『CAT-Ⅲ』の運用を開始し、就航率のアップにつなげています。

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熊本空港に関係する交通機関等のサイト ※別のサイトへ移動します

空港関係情報

各航空会社

空港・熊本市内シャトルバス

空港・八代市内シャトルバス

熊本空港のあゆみ

昭和28年5月 熊本飛行場設置に関する告示 (熊本市健軍町)
昭和31年11月 飛行場建設工事開始
昭和35年4月 第二種空港として開港
昭和43年3月 新空港設置告示
昭和45年7月 新空港基本計画変更 (滑走路2,000m→2,500m)
昭和46年4月 新空港開港
昭和50年6月 公共用飛行場周辺における航空機騒音による障害の防止等に関する法律(昭和42年法律第110号)に基づき特定飛行場に指定される
昭和52年6月 進入管制業務、ターミナルレーダー管制業務開始
昭和52年9月 滑走路3,000m変更告示
昭和55年4月 滑走路3,000m供用開始
昭和58年4月 国際線ターミナルビル供用開始
平成7年9月 計器着陸装置CAT-Ⅲaの運行開始
平成11年7月 国内線ターミナルビル増築工事完成
平成12年3月 天草飛行場供用開始、天草エアライン就航
平成18年4月 計器着陸装置CAT-Ⅲbの運行開始
平成24年8月 国内線ターミナルビルリニューアル
令和2年4月 熊本国際空港(株)による空港の運営事業が開始

熊本空港の利用状況

熊本空港における乗降客数推移(平成24~令和3年)

 

熊本空港における取扱貨物量推移(平成24~令和3年)

計器着陸装置CAT-Ⅲ

安全性・安定性の向上…計器着陸装置『CAT-Ⅲb』の導入

熊本空港は、阿蘇外輪山近くの標高193mの高台にあり、霧により航空機が運航できない事態が他の空港に比べて多く発生していたため、平成7年9月、従来の計器着陸装置ILS(CAT-Ⅰ)よりさらに高性能な、低視程でも滑走路直上まで誘導を可能とするILS(CAT-Ⅲa)を整備運用。平成18年4月からは、ILS(CAT-Ⅲb)での運用を開始しています。この装置は、着陸しようとする航空機に進入方向、降下角度を知らせる電波を発射し、滑走路へ安全に誘導着陸させるもので、従来の滑走路視距離550mを100mに近づけ、霧による着陸への影響を少なくしたものです。

国内のILSカテゴリー運用状況

カテゴリーランク 決心高(DH) 滑走路視距離 (RVR) 運用状況
カテゴリーI (CAT I) 200ft以上 550m (1800ft) 以上または視程800m以上 殆どの国内主要空港
カテゴリーII (CAT II) 100ft以上200ft未満 350m (1200ft) 以上 関西国際空港、中部国際空港、羽田空港
カテゴリーIIIA (CAT IIIa) 100ft未満または設定なし 200m (700ft) 以上  
カテゴリーIIIB (CAT IIIb) 50ft未満または設定なし 50m (150ft) 以上、200m (700ft) 未満 熊本空港、成田空港、釧路空港、青森空港、中部国際空港、広島空港、新千歳空港
カテゴリーIIIC (CAT IIIC) - -  

 

アクセスマップと航空路線

県内・空港間のアクセス

県内空港間のアクセス

 

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