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大型クルーズ船対応に向けて「長州出島」にケーソン6函を据え付け(H29.9.11)

  •  平成29年9月6日から11日にかけて、「長州出島」の岸壁の長さを現在の300mから410mに延伸するために、ケーソン6函を新たに据え付けました。

     今回据え付けたケーソンは、下関市彦島の西山地区で造られたもので、幅約17m、奥行き約5m、高さ14mで、重さは約890トンもあります。

     9月6日には、ケーソンの据え付けにあわせて、テレビ局や新聞社を対象とした報道陣向けの現場見学会を開催しました。下関市彦島の埠頭に集まった報道陣は、起重機船やケーソンの大きさに驚いた様子で、ケーソンが吊り上げられる瞬間をカメラで撮影していました。

     ケーソンの吊り上げ作業は、2,200トンまで吊り上げ可能なクレーン(高さ約90m)が付いた起重機船で行い、据え付け場所の「長州出島」までは、吊り下げた状態のまま約1時間かけて海上運搬しました。ケーソンは、箱のように中が空洞の形をしており、据え付けは空洞に海水を注水しながら徐々に沈めていき所定の位置に置きました。

     平成30年3月には岸壁延伸工事が完了し、現在係留可能な13万トン級よりさらに大きなクルーズ船も係留できる岸壁となります。

     ※ケーソンとは、鉄筋コンクリート製の箱のことで、岸壁の基礎となるものです。


  • 西山地区(彦島)でのケーソ吊り上げの様子


  • 長州出島でのケーソン据え付けの様子

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