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油回収について
油回収作業ができる条件
舷側設置式 | |
潮流 | 1~3ノット以下 |
波高 | 4.0メートル(最大波高) |
投げ込み式 | |
潮流 | 1ノット以下 |
波高 | 1.6メートル(最大波高) |
舷側設置式油回収器は、最大波高4.0メートルの荒波という悪条件でも油回収作業が可能です。
油回収作業ができる条件
「舷側設置式油回収器」と「投げ込み式油回収器」の2種類を使います。
「舷側設置式油回収器」
「舷側設置式油回収器」は、波の衝撃に強く、さらさらした油(低粘度)の回収に適しており、船の動きからサイクロン室内に渦流が発生し、流入した油水を海水と油に遠心分離させ、分離した油を油回収ポンプで船内の回収油タンクへ送ります。
1時間あたり最大1,000キロリットル(25メートルプールおよそ2.5杯分)の油を回収することが可能です。
「投げ込み式油回収器」
「投込み式油回収器」は、比較的波がおだやかな状態で、広範囲に広がった粘りのある油(高粘度)を回収するのに適しています。
回収にあたって、船の中央部両サイドにある水ジェット式集油装置により油を集め、回収器に付いているポンプで油を船内の回収油タンクへ送ります。
1時間あたり最大400キロリットル(25メートルプールおよそ1杯分)の油を回収することが可能です。
回収した油の処理
投げ込み式油回収器を使用する時は、水ジェット式集油装置により、幅広く効率的に油を回収できます。
舷側設置式油回収器は、冬の日本海の荒波でも油回収が可能な設計になっています。
海面油もれ状況 | 油回収状況 |
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