【さ】
- ・時間価値
- ・施設利用料
- ・実質GDP
- ・社会的割引率
- ・重相関係数
- ・主要地域拠点空港
- ・場周道路
- ・進入灯
- ・進入表面
- ・制限表面
- ・精密進入/非精密進入
- ・潜在需要
- ・騒音コンター
- ・ソウルトランジットダミー
- ・ソウルトランジットダミー減効果
- ・ゾーン
【た】
【さ】
時間価値
人が評価する単位時間当たりの交通時間の価値のこと。一般には、貨幣価値換算し、円単位で表す。
施設利用料
旅客サービス施設使用料のことで、旅客がターミナルビルの設置者に対して支払う使用料をいう。
実質GDP
GDP(国内総生産)のうち、物価変動の影響を除いた値を実質GDPという。
社会的割引率
将来の金額を評価基準年度の貨幣価値に「現在価値化」するために割り引くべき年率。例えば、1000円を支払う(もしくは、得られる)場合、現在支払う(もしくは、得られる)場合と来年支払う場合では価値が異なることを示している。現在のところ、公共事業の評価では統一的に4%とされている。
重相関係数
回帰式により推計したモデルの信頼性を表す指標の一つ。0〜1の値をとるが、1に近いほど説明性は高く、実績値の再現性を判断するにあたっては、概ね0.8以上であることが望ましい。
主要地域拠点空港
地域拠点空港のうち、路線展開と利用の状況などの点から、国内航空ネットワークの地域拠点として大都市圏拠点空港に次ぐ重要な役割を果たしている空港のこと。具体的には福岡、新千歳、那覇空港を指す。
場周道路
空港施設の維持管理および保守管理のための車両が通行できるように設置する道路。消防車等の緊急車両の通行にも用いられる。
進入灯
着陸する飛行機に、滑走路の場所を知らせるためのライト。
進入表面
着陸帯の短辺に接続し、かつ、水平面に対し上方へ50分の1(現滑走路の場合)以上で国土交通省令で定める勾配を有する平面であって、その投影面が進入区域と一致するものをいう。(制限表面の項参照)
制限表面
空港及びその周辺において航空機が安全に運航できるように、空港およびその周辺に障害物のない空域を確保する必要がある。このために障害物を制限する表面を制限表面という。なお、制限表面は法令では定義付けされていないが、航空法に規定される進入表面、転移表面、水平表面、延長進入表面、円錐表面、外側水平表面の総称として扱われることが多い。
精密進入/非精密進入
計器飛行による進入のうち、2種類の誘導電波(航空機に対する進入方向・降下経路)の指示を受けることができる進入方式であり、悪天候(視界不良時)でも所定のコースに沿って正確に進入着陸できる。なお、非精密進入とは、計器飛行による進入のうち、精密進入以外の進入をいい、進入方向もしくは位置情報のみ指示を受け進入着陸するため、悪天候(視界不良時)では着陸できない場合がある。
潜在需要
供給不足のため、消費者のニーズが市場に現れてこない需要のこと。何らかの理由によってまだ現実の需要にならず、隠れて表面化していない需要のこと。
騒音コンター
コンターとは等高線のことで、騒音レベルの等しい地点を地図上に結んだものが、騒音コンターとなる。引かれたコンターで表される部分、つまり同一騒音レベルにより影響を受ける面積のことを指すこともある。
ソウルトランジットダミー
国際航空旅客需要予測の航空経路選択モデルにおいて、ソウル経由の経路について定量化できるサービス水準のみでは実績データを適切に説明出来ないために、現況再現性を高めるためにソウルでの乗り継ぎ抵抗を表現したダミー変数。
ソウルトランジットダミー減効果
容量制約の緩和等に伴い、海外への直行路線が充実し、ソウルで乗り継ぐ経路を選択せざるを得ない状況が解消されることに伴う効果の一つ。言い換えれば、直行便の利便性を表す値。
ゾーン
交通需要予測を行う際の地域区分のこと。交通特性が均一であることが望ましい。全国幹線旅客純流動調査や国勢調査等の交通需要予測に必要なデータの地域区分で分割されることが多い。
【た】
ターミナルビル
人が飛行機に乗り降りする場所。お店や飛行機をながめられるデッキなどがあります。
ダミー変数
予測モデルの現況再現性を高めるために用いる変数。モデル構築には実績データとそれを説明するためのデータが必要となるが、定性的な事象についても説明するデータに加えるために設定する。
着陸帯
航空法にて「特定の方向に向かって行う航空機の離陸又は着陸の用に供するために設けられる飛行場内の矩形部分」と定義されており、離着陸の際、航空機が滑走路から逸脱したり、進入復行(着陸を再度試みるため上昇すること)する場合に、その安全性を確保するため、あるいは被害を軽減するために設けられる矩形(長方形)の区域。
着陸料
空港使用料のひとつで、航空機の着陸1回ごとに発生し、航空会社が空港管理者に対して支払う使用料をいう。着陸料のほかに、停留料(駐機料)、保安料(警備料)がある。
定数項
選択肢ごとに個別に固定した効用値を定数項と呼ぶ。例えば推計するケースによって所要時間等の変数の値は変化するが、定数項の値は変化しない。
的中率
推定された結果の良否を判断するための統計的検定手法の一つで、モデル上で最大確率を持つ選択肢と実際に選んだ選択肢とが一致するサンプルの割合を示す値。概ね70%以上であることが望ましい。
デフレート
ある経済量を異なった時点で比較するとき、物価指数(価格修正因子)を用いて、その期間の価格変動による影響を除いた実質値を割り出すこと。
転移表面
空港及びその周辺において航空機が安全に運航できるように、空港およびその周辺に障害物のない空域を確保する必要がある。このために障害物を制限する表面を制限表面という。なお、制限表面は法令では定義付けされていないが、航空法に規定される進入表面、転移表面、水平表面、延長進入表面、円錐表面、外側水平表面の総称として扱われることが多い。