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自動係船及び自動陸上排送システム
開発の概要
大型浚渫兼油回収船「海翔丸」は現在24時間運航で、関門航路の浚渫作業に従事しており、浚渫した土砂は新門司沖土砂処分場に土捨てしています。しかし、処分場内の埋立が進行してきたことに伴い「海翔丸」の土捨て方式を直接投入方式から陸上排送方式に切替える必要が生じました。このため、平成16年4月から「操船~接岸~陸上排送~離岸」をコンピュータ制御で自動化する、世界初の「自動係船・自動陸上排送システム」の運用を開始しました。

自動係船及び自動陸上排送システム
①桟橋手前800m付近より自動操船を開始し、アプローチ予定航路を通っていきます。
②桟橋手前40mの付近で桟橋に対して平行にします。
①本線は桟橋に対して平行にゆっくりと近づきます。
②桟橋からアームを伸ばし、吸着盤を本船に押し当て吸着を行います。
③吸着後アームを引き込み、ワイヤーロープで本船を防舷材まで引き込みます。
④係船後、装置のオートテンション機構により自動的に本線の位置保持を行います。
また、吸着盤・防舷材は本船の喫水・潮位変化に応じて自動的に追従します。