調査研究
- 海洋環境整備船(海輝)
- 海洋環境整備船(海煌)
熊本港湾・空港整備事務所では、有明・八代海の海域環境の保全や再生に取り組んでいます。
海域環境のモニタリング
海洋環境整備船「海輝」「海煌」で海上の漂流ごみの回収及び海域環境のモニタリングを実施しています。これは「有明海及び八代海を再生するための特別措置に関する法律」に基づく基本方針にも位置付けられています。
定期環境調査
海域環境のモニタリングを目的として、定期的に水質及び底質、潮流の調査を実施しています。
- 水塊構造調査
- 底質・底生生物調査
水質調査
底質調査
干潟再生
有明・八代海においては、漁獲量の減少や水底質の悪化等、様々な環境問題が生じており、平成14年の有明海及び八代海再生特措法を受け、総合的な海域環境の保全・再生が求められています。特に、近年消失しつつある干潟は、多様な生物を育み、高い水質浄化能力があるため、効果的に再生を図ることが必要です。
有明・八代海域に広く見られる泥質干潟については、その再生技術について知見が十分に集約されていないことから、学識経験者による委員会を設置して、有明海・八代海海域をフィールドとする現地実証試験(干潟の底質改善を検証する干潟・浅場造成を実施し、モニタリング調査を行うとともに、干潟の環境評価手法を検証する)を実施し、干潟再生のための技術の確立に向けた検討を行っています。