空港が都市に近いため、航空機の飛行に影響しないよう、天神、博多などの市街地では建物の高さ制限があります。
周辺家屋の防音工事などの対策も実施されていますが、今後とも騒音被害を軽くするさまざまな努力を続けていく必要があります。
航空機の騒音問題を含め、環境対策事業費として年間約70億円(H16年度)が支出されています。
空港用地の約1/3を民間から有償で提供していただいており、その借料として年間約84億円(H16年度)を支払っています。
■都心部の建築物への高さ制限
■福岡空港による航空機騒音
 国土交通省福岡空港事務所パンフレットに加筆
航空機騒音と発着回数の推移

資料)国土交通省大阪航空局「騒音調査年報」、「福岡空港事務所30年誌」、福岡市環境局「ふくおかの環境」
国土交通省「航空輸送統計年報」

■WECPNL値(加重等価平均感覚騒音レベル)
1日あたりの航空機騒音の大きさを表わすため、夕方の騒音は昼間の3倍、夜間は10倍というように時間帯によって重みづけをし、換算した単位。

福岡空港の騒音対策は、国土交通省・自治体・独立行政法人空港周辺整備機構・航空会社などが協力しあって行っています。主に、機材改良・発着規制・運航方法を改善する発生源対策や、防音工事・移転補償など空港周辺対策があります。