供給者の視点に立った指標(滑走路処理容量)に加え、利用者の視点に立った指標(航空サービス指標)も併せて空港能力を評価します。
■空港能力の評価の考え方
供給者の視点に立った指標(滑走路処理容量)に加え、利用者の視点に立った指標(航空サービス指標)も併せて空港能力を評価します。
■空港能力を評価する指標の構成
■滑走路処理容量の基本的な考え方
 時間当たりの滑走路処理容量は、滑走路の使用方向、出発機と到着機の割合、大型機の混入率等により変動します。ここでは、日々の定期便が安定して運航できるよう、幅広い条件に対応する数値として、32回/時を代表値としました。
 1日当たりの滑走路処理容量は、朝夕のピーク時は32回/時、その間は遅延が発生しない程度の使用状況を想定して26回/時(ピーク時能力の8割程度)、早朝および深夜は現状程度の使用状況を想定し、398回/日としました。
 年間の滑走路処理容量は、1日当たりの処理容量を365倍して14.5万回と算出しました。
 なお、上記の前提のもとでは、実際の発着可能回数はこれより多いことも少ないこともあります。
■空港能力の評価及び見極めの方法
空港能力の評価とは
空港能力を供給視点と利用者視点の双方の指標を用いて決めることです。
空港能力の見極めとは
供給者視点と利用者視点の双方の指標を用いて、需要に対する空港能力にどれだけの余力があるか、また、どれだけの余命があるかを見届けることです。