みなとクイズ答えと解説
こたえとかいせつ
こたえ
およそ９０パーセント以上
日本の貿易の荷物の９９．６パーセントは船で運ばれ、港から出し入れされています。
つまり、日本と外国でやりとりする荷物が1000コあるとしたら、９９６コは船で港を使って運ばれ、残りの4コは主に飛行機で空港を使って運ばれていると言えます。
日本は、輸入品が届かないと毎日の生活に困るので「荷物を運ぶ船」がとまる港がとても大切なはたらきをしています。
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海事（国土交通省） （外部リンクへ移動します。）
こたえ
岸壁
岸壁は、船をとめて安全に荷物を積み下ろしたり、人々が乗り降りしたりするための施設です。
大きな地震が起きたあとでも、港で荷物の積み下ろしや人の乗り降りができるようにするため、地震に強い「耐震強化岸壁」も全国の港で作られています。
防波堤は海に作る大きな「壁」です。
港の外から来る強い波を弱くして、船が安全にすすめるように港の中を穏やかにしています。 津波や高潮から港や町を守る役割もあります。
ケーソンは「防波堤」や「岸壁」を作るときに使う大きなコンクリートの箱のことです。
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こたえ
〇
世界の荷物の多くはコンテナに入れて運ばれます。コンテナは、いろいろな形や大きさの荷物を入れて運べる便利な箱です。
このコンテナの大きさや形は世界共通の決まりである「ISO規格 」でそろえられており、世界中の港にあるクレーンや機械がコンテナをあつかえるように作られています。
そうすることで、世界中の港で短い時間と少ない人手で安全に港の作業（コンテナを船にのせたり、おろす作業）ができるのです。
コンテナが世界中で使われるようになる前は、大きさや形がバラバラの荷物が船に積みおろしされていました。
そのため、港での作業に長い時間とたくさんの人手が必要で危険になることもありました。
コンテナに荷物を入れて運ぶようになってから、 世界の物流（荷物の流れ）は大きく変わり、安定して荷物がとどけられるようになりました。
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博多港ふ頭株式会社 （外部リンクへ移動します。）
クリックしてコンテナの大きさを見てみようこたえ
ガンマン
コンテナを運ぶ船が岸壁に着いて、コンテナを下ろすとき、ガントリークレーンという大きなクレーンが使われます。
ガントリークレーンに乗ってコンテナの積み下ろしを行う人のことを「ガンマン」とよびます。
ガントリークレーンの操縦席（クレーンゲームに例えると「コントローラーボタン」がある席）は、地上およそ５０メートル（だいたい、キリン１０頭分の高さ）にあり、床はガラス張りで下がよく見えます。
操縦席は移動するように作られており、コンテナの真上まで移動し、つかむ道具を下ろしてコンテナをつかみ、
そのままゆっくり持ち上げます。
下で合図を出す仲間たちと協力しながら、岸壁や船の上でぶつからないように、大きなコンテナをすばやく、そして正確に運びます。
経験を積まないと操縦できないんだ。
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ガントリークレーンのしごと （外部リンクへ移動します。）
クリックしてガンマンのひみつを見てみようこたえ
博多港
博多港は２０１５年～２０１８年の４年連続で、日本の港のなかでクルーズ船が１番多く寄港した港です。特に２０１６年は３２８回も寄港しました。
新型コロナウイルスのまん延により、クルーズ船が日本に来る回数が減りましたが、その後、だんだんと増えてきていて、２０２４年には博多港にクルーズ船が２０４回寄港して再び日本一になりました。国土交通省では、２０２５年に外国から来るクルーズ船の寄港回数が２０００回を超えることを目標にしていて、その目標が達成されるように、クルーズ船が泊まれる岸壁をつくっています。
世界では、たくさんのお客さんを乗せられるように、クルーズ船の大型化が進んでいて、長さ３００メートル以上のクルーズ船がどんどん造られています。
そのため、巨大なクルーズ船を泊めることができるように、国は岸壁の整備を進めています。
※寄港とは：船が港にたちよること
もっとしりたい！
訪日クルーズ旅客数及びｸﾙｰｽﾞ船の寄港回数（国土交通省）（ 外部リンクへ移動します。）
クルーズ振興（国土交通省） （外部リンクへ移動します。）
CRUISE PORT GUIDE OF JAPAN（外部リンクへ移動します。）
クリックして豪華な船内を見てみようこたえ
４位
福岡空港は、２０２４年の国内線（日本国内と福岡空港を飛ぶ飛行機）と国際線（海外と
福岡空港を飛ぶ飛行機）を合わせた着陸回数が全国4位で、平均すると１日２６０回（２０２４年）の着陸が行われています。
九州で一番大きな空港で、日本や海外の空港との間を、
毎日たくさんの飛行機が行き来しています。
そのため、飛行機が空港の中で渋滞して、時間通りに飛ばなかったり、時間通りに着かなかったり、もっと飛行機を増やしたいけど増やすことができない、「日本一の過密空港」と言われていて、飛行機に乗る人が困っている状況が続いていました。
そこで、九州地方整備局は２本目の滑走路をつくり、２０２５年３月２０日にみんなが使えるようにしました。
滑走路が２本になったことで、ますます福岡空港が便利で快適な空港になりました。
チェックしてみてね！
もっと知りたい！
空港別着陸回数(pdfファイルがひらきます。)
福岡空港（外部リンクへ移動します。）
空の日（外部リンクへ移動します。）
クリックして2本目の滑走路を見てみよう！こたえ
発電パワーが大きくなるから
洋上風力発電とは、海の上を吹く風を使って風車を回し、そのエネルギー（風車が回る力）を使って電気を作るシステムです。
海は建物などのじゃまなものがなく、安定した風が吹くので、風車を大きく作ることができます。
風力発電は「再生可能エネルギー」のひとつ。再生可能エネルギーは、自然の力を使って作るエネルギーのことで、
電気をつくるとき地球温暖化の原因になる二酸化炭素を出さない地球に優しいエネルギーです。
国土交通省は、経済産業省や各県・市、民間企業と協力して洋上風力発電の
設置が進むように頑張っています。九州では長崎県五島市、西海市、福岡県北九州市で洋上風力発電の設置が進んでいます。
日本は周りを海で囲まれた島国ですので、未来の地球環境が良くなるエネルギーの洋上風力発電が注目されています。
もっとしりたい！
洋上風力発電（国土交通省）（外部リンクへ移動します。）
なっとく！再生可能エネルギー （外部リンクへ移動します。）
こたえ
TEC-FORCE（テックフォース）
TEC-FORCEとは、国土交通省の「緊急災害対策派遣隊」のこと。
地震や豪雨、台風など大きな自然災害が起こったとき、 自衛隊や警察、消防の人たちが素早く助けに入れるように手助けを行うスペシャリスト集団です。
災害が起こったときには、土砂崩れや川の増水、道路に穴があいて道が通れなくなることがあります。そうなると、救助活動が行えません。
そんなとき、TEC-FORCE隊員が素早くガレキや土砂を取りはらって、町の中にたまった水を抜いて、通れなかった道路を通れるようにします。
また、被災した県や市、町の道路や河川堤防の壊れてしまったところを調べて県や市、町の人たちを助けます。
さらに、TEC-FORCE隊員は、災害で困っている人に、船で食べものや水を運ぶ活動も行っています。
道路がふさがれて通れないときでも港があれば船で一度にたくさんのものを運ぶことができるので、災害が起こったとき、港はとても大切な役割を果たします。
※TEC-FORCEとは:
Technical Emergency Control FORCEの略称です。
かっこいい～。
もっとしりたい！
国土交通省TEC-FORCE（外部リンクへ移動します。）
クリックしてテックフォースは何をしているのか見てみようこたえ
ムツゴロウ
ブルーカーボンとは、海の植物たちが光合成をして二酸化炭素を取り込み、その後海底や深海にため込む炭素のことです。
わかめやマングローブ、アマモなどの植物やその植物が生えている場所を「ブルーカーボン生態系」といいます。（生態系とは、決まった場所で暮らすいきものとそのまわりの環境がお互いに
深くかかわっていることです）ムツゴロウが暮らしている干潟もブルーカーボン生態系ですが、ムツゴロウは光合成をして二酸化炭素をとりこむ植物ではないので違います。
このブルーカーボンは、地球温暖化（地球全体の気温が高くなること）を防ぐための大切な方法のひとつとして、今とても注目されています。
このブルーカーボン生態系のことも考えた二酸化炭素をたくさん出さない港のことを 「カーボンニュートラルポート（CNP）」といいます。
国土交通省では、国、県や市、企業などみんなで協力しながら、二酸化炭素をたくさん出さない水素などの新しいエネルギーを使うカーボンニュートラルポートが増えるようにがんばっています。
地球温暖化が進むと台風や大雨などの自然災害が増えたり、農作物（お米や野菜、果物など）がとれなくなったり、生物が暮らせる場所が減
ってしまいます。ひとや動物、植物たちが安心して暮らしていくために、地球温暖化を防ぐ方法をみんなで考えていきましょう！
もっとしりたい！
ブルーカーボンとは（国土交通省）（外部リンクへ移動します。）
福岡市博多湾ブルーカーボン・オフセット制度（外部リンクへ移動します。）
カーボンニュートラルポート（CNP）の形成（国土交通省）（外部リンクへ移動します。）
