北九州のみなと・空港
北九州港の概要
北九州港は、九州の最北端にあり、国際航路のある関門海峡に沿って、東は周防灘、北は関門海峡及び響灘に面し、内湾である洞海湾を含む約17,000haの広大な港湾区域と約170kmに及ぶ水際線、約3,700haの臨港地区を有しています。アジア諸国と地理的に近く、韓国の釜山港までわずか230km、1,000km圏内には上海、青島、大連といった中国の主要商業港と関東地区が同じ距離に位置しています。
1,700年前の古墳時代に、アジア大陸貿易における西の門戸として利用されたことが始まりで、明治22年に門司港が国から特定輸出港に指定されて以来、「外貿の門司」、「内貿の小倉」、「工業の洞海」という3港の特徴を生かして発展しました。
1963年に門司市、小倉市、若松市、八幡市、戸畑市の5市が合併して北九州市が誕生し、翌年には、門司港、小倉港、洞海港を総称して「北九州港」と名付けられました。
いち早くコンテナによる物流にも対応し、今日では太刀浦コンテナターミナルを中心に西日本の国際物流拠点としての役割を果たしています。
2005年4月には、ひびきコンテナターミナルもオープンし、より一層充実したサービスを提供できるようになりました。後背地の響灘東・響灘西地区には、製造業の立地が進み、生産拠点群を形成しています。現在も埋立が進められており、今後も様々な産業の集積が見込まれています。