北九州のみなと・空港
概要
<西海岸地区>
西海岸地区は、明治期より外国航路が開設された北九州港発祥の埠頭があり、関門海峡に沿って岸壁と荷さばき施設が広がっています。周辺の工場で利用される原材料などが主に取り扱われています。
同地区の港湾施設のうち、1989年(平成元年)に供用開始した門司1号岸壁及び2号岸壁の背後には緑地も整備されており、クルーズ船の寄港やイベントの開催等、みなとの賑わいの創出の場となっています。
<門司港レトロ地区>
門司港地区は明治以降、横浜、神戸などと並ぶ一大貿易港として繁栄し、1942年(昭和17年)の関門鉄道トンネル開通までは、本土と九州を結ぶ交流の要衝でした。往年の隆盛の面影を残す建物群が残る地域であったことから、再開発事業に着手し、1995年(平成7年)に門司港レトロとしてグランドオープンしました。その後、年間190万人もの観光客が訪れる場所となり、更なる発展のため北九州市では対岸の下関市唐戸地区との連携を推進しています。また、近年では、官民一体となり、門司港駅から和布刈公園までトロッコ列車を運行しています。平成25年7月には、昭和4年の竣功より日本の玄関口として重要な役割を果たしてきた旧大連航路上屋の改装を北九州市が取り組み、展示室やイベントホールとして再オープンしました。令和元年11月に、門司港が「みなとオアシス門司港」として登録された際には、旧大連航路上屋が、その代表施設として選定されました。