「みなとオアシス門司港」は、福岡県北九州市にあります。
北九州港は、古くは朝鮮、中国との交易における西の門戸として、また、近代は日本の工業化を支える港としての役割を果たしてきた、歴史ある国際貿易港です。
2019年11月15日の開港130周年を記念して登録された「みなとオアシス門司港」では、大正ロマン漂う建造物群の散策や、一年を通して開催される様々なイベントを楽しむことが出来ます。
門司みなと祭
毎年5月下旬に開催される門司みなと祭は、日本三大みなと祭りのひとつとして数えらているお祭りです。メインは祝賀パレードでミスポート門司を先頭に音楽隊やシャギリ隊、仮装者ら約2,000人が参加し、街中を華やかに行進します。その他、総おどりや門司港バナナの叩き売りなど門司の文化、伝統が披露される盛りだくさんのお祭りです。
関門海峡花火大会
毎年8月13日に開催される、関門の夏の風物詩です。海峡の夜を華やかに演出します。海峡を挟んで打ち上げる打ち上げ花火大会は世界でも珍しいもので、両岸あわせて約15,000発の花火が打ち上げられます。
代表施設である旧大連航路上屋は、1929年(昭和4年)建設。北九州・門司港の国際ターミナルとして使われていました。出入り口脇の監視室が半円形に飛び出す等、幾何学形態を取り入れたアールデコ様式が特徴です。現在では、 各種多目的スペースを活用してのイベントや、文化・芸術の発表の場としてなど、門司港の新しい魅力を伝えています。また、1階に映画・芸能資料館「松永文庫」があり、定期的な企画展の他、毎月マンスリーシアターという上映会を開催しています。
1914年(大正3年)に門司駅(当時)として開業、1942年(昭和17年)に門司港駅と改称され、1988年(昭和63年)には鉄道駅舎として初めて重要文化財に指定されました。
2019年(平成31年)に6年にも及ぶ復元工事を終え、大正時代の姿に復元された門司港駅がグランドオープンしました。九州鉄道の起点を表す「0哩(ゼロマイル)標」、門司港に帰り着いた引揚者や復員兵が安堵の思いで喉を潤した「帰り水」、戦時中の金属供出から逃れた「幸運の手水鉢」等、歴史のエピソードに飾られた見所が満載です。
旧門司税関は明治42年(1909)に門司税関が発足したのを契機に、明治45年(1912)に煉瓦造り瓦葺2階建構造で建設されたものです。昭和初期までは、税関庁舎として使用されていました。平成六年に北九州市が赤煉瓦を特注し、建物の復元を行いました。
現在は、1階は天井吹き抜けの広々としたエントランスホール、休憩室、喫茶店「モーン・デ・レトロ」のほか、常設の門司税関広報展示室があり、密輸の手口などを紹介しています。また、3階はギャラリーと関門海峡を行き交う船やはね橋を一望できる展望室となっています。
関係主体 | |
設置者 | 北九州市 |
運営者 | みなとオアシス門司港運営協議会 |
登録日 | 国土交通省 港湾局長 (登録:令和元年11月15日) |
構成施設 | |
代表施設 | 旧大連航路上屋 |
その他施設 | 関門海峡ミュージアム、
旧門司税関、 |
サービス | |
旧大連航路上屋 |
多目的スペース、映画・芸術資料館「松永文庫」、トイレ、無料Wi-Fi |
関門海峡ミュージアム | 「海峡アトリウム」、「海峡歴史回廊」、「海峡レトロ通り」、トイレ、無料Wi-Fi |
交通アクセス | |
■<鉄道> 博多駅 ↓ (1時間30分) 門司港駅 ↓ (徒歩5分) 旧大連航路上屋 |
■<飛行機1> ・北九州空港 ↓北九州エアポートバス(33分) JR小倉駅新幹線口 ↓JR乗り換え(15分) 門司港駅 |
■<船> 下関市・唐戸 ↓ 関門連絡船(5分) 門司港 ↓(徒歩5分) 旧大連航路上屋 |
■<飛行機2> ・福岡港 ↓地下鉄(5分) 博多駅 ↓鉄道(1時間30分) 門司港駅 |
お問合せ先 |
【門司港レトロ総合インフォメーション】 所在地:〒801-0852 北九州市門司区港町7-1 電話:093-321-4151 営業時間:9:00〜18:00 定休日:なし |